2020-07

タカ目

【羽標本】ハイタカ

ハイタカの尾羽で羽標本を作りました。生体の同定ですら難しいハイタカ属。尾羽だけで種が同定できるのでしょうか。実は模様や長さに特徴があり、類似種のオオタカやツミと見分ける事ができるのです、オオタカの尾羽と比較をしながら、識別ポイントを説明しました。
番外編

【羽標本】巣箱の中の巣材

巣箱の中で巣材として使用されていた羽を取り出し、羽標本を作りました。取り出しただけではくしゃくしゃで分かりにくかったですが、しっかりと洗浄する事で、ヒヨドリ 、キジバト、ガビチョウ 、カワラヒワ、メジロ、アオジと、なんと6種もの羽が使われている事が分かりました。
ノウハウ

【初心者向け:第4回】体羽を少しだけ

「羽はテンション上がるものだけ同定すればいい」と言いましたが、体羽について、少しだけ知ってもらう事で、「つまらない羽」を「面白い羽」に変えたいと思います。正羽と後羽、半綿羽、綿羽が分かるようになって、羽って面白い!」と思ってもらいたいと思います。
改訂報告

改訂報告:【羽標本】キジ

キジの羽標本にメスを追加しました。この個体は友人の前で猛禽に捕食されたものです。後日回収してもらい、標本にしました。猛禽はオオタカかハイタカのように思われます。これまで当サイトのコレクションはキジのオスだけでしたので、貴重な羽標本となりました。
キジ目

【羽標本】コジュケイ

コジュケイの羽標本を作りました。羽は尾羽と体羽だけですが、尾羽をじっくり観察し、似たような尾羽を持つ種とも比較しました。特徴を良く観察してみましょう。体羽では、同じキジ目のヤマドリとキジとも比較しています。羽を拾った時の手引きになればと思います。
改訂報告

改訂報告:【羽標本】ヒヨドリ

ヒヨドリの羽標本内に記載している羽の順番(P10とかS1)に誤りがある事が分かりましたので訂正します。訂正に至った経緯などを、原寸大写真図鑑 羽 改訂版と見比べながら説明しています。種の同定を目的にしている方にとっては大した話では無いですが、こういう事があるのだと知って頂ければと思います。
スズメ目

【羽標本】トラツグミ

トラツグミの羽標本を作りました。拾った羽だけで翼を再現しながら、白斑が入るメカニズムを説明しています。また、虎柄に見えるのは体羽の三日月斑である事も観察しています。このトラツグミの羽を使った、SKGのワークショップ様子も少しだけ掲載しました。
スズメ目

【羽標本】カケス

カケスの羽標本を作りました。まるで宝石の様だと呼ばれるカケスの羽をじっくりと観察します。ただの縞模様で無く、美しくグラデーションしている事が見て取れます。真っ黒に見える尾羽にも実は青い縞が入っています。羽を拾った時はしっかりと観察する事が重要です。
スズメ目

【羽標本】キクイタダキ

キクイタダキの羽標本を作りました。羽は次列風切と三列風切が中心であまり揃っていませんが、羽を見る機会は少なく、貴重な標本かと思います。その小ささを感じてもらう為、1円玉や他のスズメ目(ウソ、スズメ、メジロ、シジュウカラ)との比較写真も載せました。
チドリ目

【羽標本】ヤマシギ

ヤマシギの羽標本を作りました。食痕の回収ですが、風切から尾羽まで、主要な羽が一通り揃っております。尾羽先端を拡大して観察したり、変化球で全然違う種のヒヨドリとの比較などもしてみました。ヤマシギの羽が一通り見られる羽標本はあまり無く、貴重なものかと思います。