【羽標本】ヒヨドリ

ヒヨドリ

Brown-eared Bulbul

Hypsipetes amaurotis

標本情報

個体No.1

回収時の状況

食痕

測定値[mm]

初列風切:95(P1) – 113(P6)
次列風切:75(S6) – 92(S1)
三列風切:63(Te1)
尾羽:-

個体No.2

回収時の状況

食痕(全てが羽鞘に包まれた、伸長中の羽であり、雛のものと考えます)

測定値[mm]

初列風切 or 次列風切:44 – 72

個体No.3

回収時の状況

食痕(尾羽のみの為、猛禽の襲来を回避した結果かもしれません)

測定値[mm]

尾羽:126 – 128

個体No.4

回収時の状況

食痕

測定値[mm]

初列風切:95(P1) – 113(P6)
次列風切:75(S6) – 92(S1)
三列風切:63(Te1)
尾羽:-

コメント

ヒヨドリは住宅地でもよく見かけられる鳥です。

街路樹や庭木になった実を突いたり、ピーヨ、ピーヨと喧しく鳴いている姿が見られますね。

ほっぺの赤茶◯がとっても可愛らしくて好きです。

餌台に来たヒヨドリ

 

羽衣は灰色という印象で、背中のあたりはうっすら青みを帯びているように見えます。

ヒヨドリの色分布

 

さて、その羽標本を見てみましょう。

ヒヨドリの羽

初列・次列風切、雨覆

灰色の印象は少なくて、茶色と肌色が殆どでしょうか。

そう、風切と尾羽は茶色いんです。

羽を知らない人にヒヨドリの羽を見せると、多くの方がこの事実に驚かれます。

 

そして、ヒヨドリの風切の特徴は色が透ける事です。

キジバトとヒヨドリの比較

キジバトと似た様な色なのですが、この点で見分ける事ができます。

 

ヒヨドリの羽は大きさの割にふわふわと軽いです。

そのお陰か、道路脇や壁際などの吹き溜りに落ちている事が多いです。是非見つけてみてください。

 

 

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参考ページ

参考文献

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改訂履歴

改訂第2版

改訂報告:【羽標本】ヒヨドリ
ヒヨドリの羽標本内に記載している羽の順番(P10とかS1)に誤りがある事が分かりましたので訂正します。訂正に至った経緯などを、原寸大写真図鑑 羽 改訂版と見比べながら説明しています。種の同定を目的にしている方にとっては大した話では無いですが、こういう事があるのだと知って頂ければと思います。

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