【初心者向け:第4回】体羽を少しだけ

鳥体各部の名称_体羽

羽に興味はあるけど、ぶっちゃけ良く分からない。そんな方に向けたシリーズ、「羽の見分け講座ファーストステップ」

第2回目では「羽はテンション上がるものだけ同定すればいい」と言いましたが、今回はそれとは真逆の、体羽(たいう)について、少しだけ触れたいと思います。

 

 

イントロダクション

第2回目では、「テンションの上がる羽」はここ。

鳥体各部の名称

風切と尾羽だとお伝えしました。(あくまで私見ですよ!)

 

はね子
はね子

つまんない羽に用は無いわ。

 

では、ここ。

胴体の羽はどうでしょう。

鳥体各部の名称_体羽

ここでは、胴体に生えている羽を総称して体羽(たいう)と呼びます。

はね子
はね子

結構広いわね。正直聞きたくないんだけど。

大丈夫。細かい部位を特定するような事はしません。

今回はこの体羽について、少しだけ知ってもらう事で、「つまらない羽」を「面白い羽」に変えたいと思います。

はね子
はね子

だったら聞いてあげるわ。

後羽

コジュケイの羽標本では、珍しく体羽を裏返している事にお気づきでしょうか。

コジュケイの羽標本_表裏

 

こうしたのには実は理由がありまして、この後羽(こうう)を見て頂きたかったのです。

コジュケイの後羽

はね子
はね子

こんな羽が隠れていたなんて、知らなかったわ。

実は鳥の体羽の多くには、この後羽が生えています。コジュケイを含むキジ目では、この後羽が特に発達しているので、とても分かりやすいのです。

キジ目の後羽

 

正羽

ちなみに後羽の前面に生えている普通のhは正羽(せいう)と言います。

コジュケイの正羽

 

正羽は体羽だけで無く、風切や尾羽、雨覆も正羽に含まれます。

うちわのような羽弁(うべん)が形成されている羽を、総称して正羽と呼ぶのです。

はね子
はね子

羽と言えば、だいたいが正羽って事ね。

綿羽と半綿羽

まだまだ行きますよ、「つまらない羽」(笑)。

はね子
はね子

ちょっと面白くなってきたわよ。

 

なんだかふわふわしたこれらの羽、綿羽(めんう)と半綿羽(はんめんう)と言います。

コジュケイの半綿羽と綿羽

 

はっきりと羽軸があるのが半綿羽で、羽軸が無いのが綿羽です。

コジュケイの半綿羽と綿羽

 

体羽の中でも、正羽の内側に隠れて生えています。

なぜ隠れているかというと、主に保温の為の羽だからです。

ふわふわして空気を沢山溜め込む事で、体を暖かく保つ訳ですね。

 

実はこの綿羽と半綿羽は、その特徴から人間にも多いに活用されています。

一体何でしょうか?

はね子
はね子

耳かきのふわふわ?

答えはこれです。

ダウンジャケット

そう、寒い冬に大活躍のダウンジャケットです。

軽くて温かいダウンジャケットは、主にガチョウとアヒルの、綿羽と半綿羽を主に使用しているのです。

はね子
はね子

ダウンジャケットからつんつん出てくる羽、何とかならないかしら。

今度生地からはみ出した羽を見つけた時は、じっくり観察して見てくださいね。

 

まとめ

今回は「テンションの上がる羽」でない「つまらない羽」の事を、ちょっと勉強することで「面白い羽」に変えるという企画でした。

いかがだったでしょうか。

はね子
はね子

今度「つまらない羽」を拾うのが楽しみになったわ!

よかったです。

 

正羽と後羽、半綿羽、綿羽が分かるようになった事で、「つまらない羽」を拾った時でも、興味を持って「羽って面白い!」と思って頂ければ幸いです。

 

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