Chinese Bamboo Partridge
Bambusicola thoracicus
標本情報
個体No.1
回収時の状況
食痕
採取地
不明だが神奈川県近辺と推定
測定値[mm]
初列風切: –
次列風切: –
三列風切: –
尾羽: –
※測定対象無し
個体No.2
回収時の状況
食痕
採取地
神奈川県相模原市緑区
測定値[mm]
初列風切: –
次列風切: –
三列風切: –
尾羽:109
コメント
突然茂みからチョットコーイ!と大声で鳴き出し、いつも驚かされるコジュケイです。
日本にやってきたのは、1919年で所謂外来種ですが、他のものより市民権を得ているような感じがします。
100年余りの歴史と美しい羽衣、それとコロンとした姿が愛されているのかも知れませんね。
さて、羽標本を見てみましょう。
うーん、所謂「面白い羽」はこの尾羽1枚だけですね。
ではまず、この尾羽を生体写真と比べながら見てみましょう。
生体写真を観察すると、中央尾羽は褐色が強いようです。
標本の尾羽は赤茶色っぽいので、もっと外側の尾羽のようですね。
所でこの尾羽、どこかで見た事があります。
なんだか似ている羽ですね。これは誰のものでしょう?(ヒント:外来種)
赤茶の外来種といえば、そうガビチョウです!
コジュケイはギザギザの縞模様ですが、ガビチョウの模様は真っ直ぐの薄ら縞模様。
覚えてしまえば間違う事は無いですが、そんなに出会う機会がある羽ではないので、きっと忘れてしまうと思います(笑)。
羽を見つけたらまたこのページをご確認ください。
さて、「面白い羽」が終わってしまったので、「面白い羽」でない方も興味を持って見てみましょう(笑)。
この体羽の模様は特徴的ですね。薄い褐色に焦げ茶の斑。他に似たような羽は無いので見間違う事はないと思います。
この羽はここ。
脇腹あたりの羽のようです。班が小さくなると、お腹の真ん中の方になるようですね。
同じキジ目のヤマドリとキジの体羽とも比べてみましょう。
大きさは似てますけど、色と模様が全然違うので迷う事は無さそうですね。
それらしい羽を拾ったら、この記事を見て確かめて下さい。
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参考ページ
参考文献
- 原寸大写真図鑑 羽 増補改訂版、叶内拓哉・高田勝、文一総合出版
- 野鳥の羽ハンドブック、高田勝・叶内拓哉、文一総合出版
- 山渓ハンディ図鑑7 新版日本の野鳥、叶内拓哉・安部直哉・上田秀雄、山と渓谷社
- フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版、水谷高英、文一総合出版
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