Japanese Grosbeak
Eophona personata
標本情報
個体No.1
回収時の状況
食痕
測定値[mm]
初列風切:70(P1) – 92(P9)
次列風切:55(S6) – 65(S1)
三列風切:55(Te1) – 32(Te3)
尾羽*:62(T1) – 84(T3)
*換羽中の為参考
コメント
初列風切の黒地に白斑がイカルの目印です。外弁は構造色で紺色に輝いているのも特徴です。三列風切には背中の灰褐色が入っていますね。(いい写真を持っておらずすいません。)
さて、この羽標本は左の風切は全て揃っていて気持ちが良いです。標本として並べるのが楽しいです。尾羽は揃っていませんが本来は中央尾羽が短く、最外尾羽が長いです。T1とT5、T6が換羽中ですから、二段構えで換羽が進むのでしょうか。
イカルは決して珍しい野鳥ではないのですが、狙ってもなかなか出会えません。漫然と里山を歩いているとふと現れる可愛いやつです。キョロちゃんみたいに愛らしい嘴が大好きなのですが、近くではなかなか姿を見せてくれません。いつか近くでじっくり見てみたいものです。ちなみに私は未だに羽を拾った事もありません。
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参考ページ
参考文献
- 原寸大写真図鑑 羽 増補改訂版、叶内拓哉・高田勝、文一総合出版
- 野鳥の羽ハンドブック、高田勝・叶内拓哉、文一総合出版
- 山渓ハンディ図鑑7 新版日本の野鳥、叶内拓哉・安部直哉・上田秀雄、山と渓谷社
- フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版、水谷高英、文一総合出版
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