羽に興味が出てくると、自分もどこかで拾いたいなと思いますよね。
バードウォッチングの先輩に綺麗な羽を見せてもらったわ。
私も拾いたいんだけど、一体みんなどこで拾ってるの?
こんなバードウォッチャーの疑問に答えます。
▶ 本記事のポイント
■ 今回は池編。
■ 羽が落ちている場所が、何となく分かるようになります。
夏から秋は換羽期の真っ最中です。多くの野鳥が羽を新しくするこの時期は、羽が拾いやすく絶好のチャンスです。
こんな時期に羽を拾うには、どこを見たら良いのか?私が実際に羽を拾った場所で説明していきます。
今回は池編です。
先日、この池の周りを1時間程歩き回り、これだけの羽が拾えました。
種数としては全6種。家で洗ったのがこちらです。
アオサギ、コサギ、ゴイサギ、カルガモ、キジバト、ハシブトガラスでした。
結構凄くないですか。
1時間でこれだけ拾えるのは、そうそう無いので、ラッキーな日だったと思います。さすが換羽期です。
因みに羽の洗い方は、こちらの記事を参考にしてください。
ここは神奈川県某所にある公園です。自然公園ではなく、運動公園です。園内にはサッカー場やテニスコート、温水プールなどがあります。
その中の一角に池があり、半周程はヨシ原で囲まれています。ジョギングコースが池の近くにあるので、ゴイサギの潜むヨシ原のすぐ近くを、ランナーが走っているような場所です。
ここは、私のマイフィールドなので、皆さんに来てもらう訳には行きませんが、特別変わった場所ではありません。読者の皆さんのマイフィールドでも応用可能かと思い、羽が見つかりやすいポイントを紹介します。
それでは始めます!
鳥は何処にいるのか
羽が落ちている場所を探す前に、鳥が何処にいるかを考えましょう。羽は鳥から抜け落ちるものなので、基本的に鳥がいない所にはありません。
今回のフィールドで鳥がいそうなのは何処でしょう?
水面にはカモ、ヨシ原にはサギ類やオオヨシキリ、樹木の上にはキジバトやムクドリがいそうな雰囲気です。
この近くを探して行けば、羽がありそうですが、当然池の中には入れないですし、ヨシ原に入ると鳥を飛ばしてしまいマナー違反です(絶対やっちゃだめ!)。木の上は危なくて登れません。
ですので、近くを探して行きましょう。
羽が落ちている場所
今回、この池は公園の周りで羽が拾えた場所を、順に紹介していきます。
池へのアプローチ
岸が低くなっていて、池に入りやすくなっている所を、ここではアプローチと呼びます。池へのアプローチは、カルガモの羽が狙えます。
カルガモを始めとするカモ類は、換羽期に風切をいっぺんに落とします。風切が無いと、当然飛べないので、池への出入りは歩いて行います。
この写真のような、よちよち歩きのカルガモが歩いている場所が見つかったら、羽が落ちている可能性が高いので、そこは要チェックです。
という事で、このアプローチをチェックしてみると、
目論見通り、カルガモの羽が落ちていました。幸先が良いです!
木の下
木の下は、ここで休んでいるような鳥の羽が狙えます。ここはカラスやムクドリ、キジバト等が頻繁に止まっているので、狙い目です。
公園管理の方が草を刈ったばかりだと、更に見つけやすいです。
ありました。落ち葉に紛れてキジバトの羽!
また、ツツジなどの低木の根本に引っかかっている時もあるので、よく見てみて下さい。
ヨシ原の周り
ヨシ原に近づけるポイントがあれば、そこにはサギ類の羽があるかも知れません。
サギ類はヨシ原の上を大きく旋回しながら着地するの、でその時に羽が落ちたり、はたまた、離陸時に大きく羽ばたいた時に羽を落とす可能性があります。
鳥が驚いて飛ばない程度の所まで接近すると、
ゴイサギの幼鳥こと、ホシゴイの羽が見つかりましたよ!
舗装の上
コンクリートやアスファルトで舗装された上は、以外と狙い目です。草が生えていないので、特に目を凝らしていなくても、突然目に飛び込んで来ることがあります。大抵道の端っこに落ちてますね。
大きなアオサギの羽!
今回は見つかりませんでしたが、こんな風に落ち葉が溜まっている所も狙い目です。
護岸の上
池に護岸があったり、池の近くに川が流れていたら、そこも見てみましょう。コンクリート護岸の上は、舗装路と同様に見つけやすいです。
特に木の下の護岸は狙い目ですね。
コサギの羽が落ちていました!
池のゴミが溜まっている所
今回紹介した池には無いのですが、池の水が淀んで、ゴミが溜まっているポイントも、手が届く所があれば、羽が狙えます。
池に落ちないようにくれぐれも注意!
羽が拾えたら、どうやって野鳥の種類を識別するのかが気になると思います。こちらの記事を参考になります。
羽を識別するのはこの様な羽図鑑を持っているのが、一番です。
まとめ
今回探したポイントをまとめますね
▶池で羽を見つけるポイント
■ 木の下
■ ヨシ原の周り
■ 舗装の上
■ 護岸の上
■ 池のゴミが溜まっている所
池の周りは、やはり水鳥が多いですね。水鳥は身体が大きいので、羽も大きく見つけやすいです。
羽を拾う取っ掛かりとして、池は絶好かなと思い、今回記事を書きました。
皆さんのマイフィールドに当てはめて、是非チャレンジしてみて下さい。
そして、羽を拾ったら、こちらの記事を参考に保管の仕方も気にしてみて下さい。
▶最後に注意事項
そうそう、羽探しに夢中になって、鳥が居る所に不用意に近寄ってはダメですよ。ヨシ原に近づいてゴイサギを飛ばしてしまったなんてのは、バードウォッチャーとしては、良くないです。
や・さ・し・い・き・も・ちで、羽を拾いましょうね。
あと、公園や池で立入禁止区域が決まっていたら、そこに入るのも当然NGです。
マナーとルールを守って、楽しい羽拾いをして下さいね!
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