分かりにくいキジバトとドバト。今度は風切での見分けについて書きます。
本編
こちらは羽標本から取り出した、キジバトとドバトの初列風切です。一見すると色も形も似ているのでとても分かりづらいですね。
実は正解はこれなのです。
いったいどこで見分けるのでしょうか。良く見てみましょう。
キジバトは赤茶色から肌色へのグラデーションしています。
それに対して、ドバトは黒っぽい茶色から白へのグラデーション。白の部分はカサカサしたような印象です。
ドバトのこの「カサカサ白」が分かれば迷う事はなくなります。
もう一度見てみましょう。
いかがでしょうか。
ちょっと難しいでしょうか。とりあえず、
「白いカサカサはドバト」と覚えてください!
キジバトもドバトも拾う機会の多い羽。特徴をしっかり覚えて仲間に自慢しましょう!笑
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参考ページ
参考文献
- 原寸大写真図鑑 羽 増補改訂版、叶内拓哉・高田勝、文一総合出版
- 野鳥の羽ハンドブック、高田勝・叶内拓哉、文一総合出版
- 山渓ハンディ図鑑7 新版日本の野鳥、叶内拓哉・安部直哉・上田秀雄、山と渓谷社
- フィールド図鑑 日本の野鳥 第2版、水谷高英、文一総合出版
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